武蔵野大学 工学部 環境システム学科(東京都江東区有明)に関連したニュースを紹介します。私たちは環境科学の専門力とリーダーシップを身に付けたプロフェッショナルを目指します。

矢内秋生名誉教授「風と旅する地中海」講座(武蔵野大学生涯学習講座)が開講

武蔵野大学生涯学習講座で、矢内秋生名誉教授「風と旅する地中海」講座が始まります。

講座概要

講座番号 312055
期間 2019年10月28日 ~ 2019年12月23日
回数 5回
曜日
時間 10:00~11:30
定員 30 名
一般料金 7,500円
会場 三鷹サテライト教室

内容

この講座は「環境文化論」というノン・ジャンル(学際)講座です。
地球環境の危機が叫ばれている近年、一方で自然に触れるためにアウトドア活動が盛んになっています。森林浴やハイキング、海洋レジャーを楽しむ人も多いようです。海外の壮大な自然景観や自然遺産・歴史遺産を訪れるツアーも盛況です。
この講座では地中海の環境と文化を海から見ることにします。自然環境から歴史・社会・文化などジャンルを越えて、吹き渡る“風”をヨットの帆で受けるように各地を訪れます。
旅のはじめの道連れはF.ブローデル.彼の語る「環境と経済、社会、文化そして諸々の出来事」から沿岸を見渡します。つぎに2回,3回目の旅は実際の航海日誌によるクルージングです。4回目はアドリア海の風にまつわる逸話、そして地形と風の研究について紹介します。最後は近年の気候変動と地中海の関係についてですが、講演担当者は、今日の環境問題は「現代人の科学的環境観」の行き過ぎが原因と考えていますので、この講座を通じて、科学的環境観の対義語「風土的環境観」によってその見直しのきっかけづくりを行います。

※参考図書:『アドリア海の風‐風土的環境観の調査研究‐』矢内秋生 武蔵野大学出版会
『地中海Ⅰ』F.ブローデル 藤原書店

スケジュール

日程 内容
第1回 2019/10/28 F.ブローデルと旅する地中海
・地中海の環境…風土,気候
・人々の暮らし…沿岸漁業,沿岸都市,山岳居住
・気象と海象の特徴…局地風,海流・深層水
第2回 2019/11/11 3000年の歴史を紐解くクルージング,風の旅
・チュニジアからマリ・ロシニまでの航海
(フェニキア人とギリシャ・ローマ帝国,イスラム,アドリア海のヴェネチア共和国の交易都市を旅する)
第3回 2019/11/25 植民地から地中海宗主国へのクルージング,風の旅
・カナリア諸島(貿易風帯の気候,火山列島の風土)
・モロッコ(カサブランカ)
・ヘラクレスの柱,グリニッジ標準時(GMT)
・スペイン南岸とバレアス諸島(マヨルカ島)
第4回 2019/12/09 アドリア海の風いろいろ
・アドリア海の地理的特徴(ダルマチア海岸など)
・アドリア海の気候と気象,海域の特徴
・おもな局地風(人々が風を受容する下位文化)
・ブーラ(現象の紹介,見えないものを見る研究)
第5回 2019/12/23 地中海の気象・海象現象と気候変動
・Scirrocoの地中海各地への影響
(熱波と自然火災,ヴェネチアのアクア・アルタ,他)
・フリーク・ウェーブ(南仏沿岸での大型客船事故)
・NAOと気候変動,地中海の気象への影響
・気候変動を注視する風土的環境観への期待

講師

矢内 秋生 (やない あきお)
武蔵野大学名誉教授
東京理科大学理学部物理学科卒業,同大学院修士課程修了(理学修士):地球物理学同博士課程退学.新潟大学自然科学研究科 博士(学術):環境文化論.
武蔵野女子大学短期大学部教授,武蔵野大学環境学部教授(学部長),同大学院環境学研究科教授(研究科長),同工学部教授を経て,2019年3月退職.
※『アドリア海の風‐風土的環境観の調査研究‐』,武蔵野大学出版会.2019年.

申込先:

武蔵野大学生涯学習講座

http://lifelongstudy.musashino-u.ac.jp/site/course/detail/3861/

 

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武蔵野大学 工学部 環境システム学科
武蔵野大学大学院 環境学研究科 環境マネジメント専攻 [修士課程]・ 環境システム専攻 [博士課程]

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